家庭用品品質表示法での分類を見てみましょう。
家庭用品品質表示法では、界面活性剤を「石けん」と「石けん以外の界面活性剤」に分け、全界面活性剤の中で占める割合によって次のように分類しています。
「石けん以外の界面活性剤」とは、一般的に「合成界面活性剤」と呼ばれるものです。
この分類名は、製品に必ず表記されています。
洗濯用合成洗剤………「石けん以外の界面活性剤」が界面活性剤のうち30%以上
洗濯用複合石けん……「石けん以外の界面活性剤」が界面活性剤のうち30%未満
洗濯用石けん…………「石けん」のみ
界面活性剤の種類で分類されていることからも分かるように、洗剤の主成分は洗浄成分であるこの界面活性剤です。
その他に、洗剤の製品には、次のような様々な成分が配合されています。
洗浄力増強剤。界面活性剤と相互に働きあって、洗浄能力を著しく向上させるもの
(水軟化剤・キレート剤・pH調整剤・アルカリ剤・分散剤)
粉末状態の維持・向上(粉末洗剤)・成分の分離・析出防止(液体洗剤)
(泡調整剤・溶剤・安定化剤)
酵素・蛍光増白剤・漂白剤