吸着作用が強く、洗濯槽・洗濯物に残留する

 


お洗濯の時に洗剤を入れ忘れたけれど泡が立っていた、ハンカチを水洗いしているだけなのに泡が立ってきた…そんな経験はありませんか?
これは、界面活性剤の残留しやすい性質のために起こるものです。
 
 
界面活性剤の第一の性質である「界面吸着能」はとても優れた特異なもので、これを利用して様々な活用がされているわけですけれど、いったん吸着した合成界面活性剤はなかなか取れづらく、肌や洗濯槽・洗濯物に残存しています。その残存率は50〜60%とも言われます。
 
 
また、洗濯槽に吸着した界面活性剤はそれ自体が有機物であり、他の香料などの洗剤成分もくっつけて固着していきます。そこには洗濯物から出た繊維クズや汚れも残っていきます。
そうすると、湿度の高い洗濯機の中でカビが発生するのです。これがアレルギーの原因となったり、洗濯槽の異臭の原因となったりします。
 
 

 
香料やカビのにおいを含めた「洗濯槽のにおい」は、「洗濯物のにおい」。
この洗濯槽のにおいは、家人には嗅ぎ慣れていて認識しづらいのですが、他人が感じる洗濯物のにおいに近いものです。




「うちの洗濯物、におい大丈夫かな?」

そんな時は洗濯物はもちろんですが、洗濯槽のにおいをチェックしてみてください。

 







目次へ戻る   前ページへ   次ページへ





 

カテゴリーから探す

コンテンツ